山 行 報 告 | |
2014/8/20〜21 南ア・日向八丁尾根 | メンバ:駒崎、他1名 記録:駒崎 |
【記 録】
同僚にトレランを少しやるやつがいて、ヤマレコで見たと言っていたのが気に成り、日向八丁尾根〜八丁尾根を歩いて来た。
尾白の日向山〜鞍掛山は地図では実線、大岩山までは点線、烏帽子岳までは登山道無しと成って居ますが、整備されたと聞き1泊で行って来た。
日向山の駐車場には、すでに2台の車が止めてあり、出かけた後のようだった。日向山を経由して行こうかとも思ったが、何度か登っているので、錦滝の東屋から登る事にする。
途中、雁ヶ原と鞍掛山との分岐が有り鞍掛方面に進む、暫く行くと日向からの道と合流する。
日向八丁尾根からは黒戸尾根や甲斐駒が見え隠れする、天気は良い。2時間25分で鞍掛の分岐に着くも、この先如何するか考えた。
ここにテントを張り空身で行くか、それとも出来る事ならば甲斐駒迄…と欲が出る。じゃあ空身だ!早速テントを張り、ビバーク出来る準備をして大岩山に向かう。
途中に赤いスプレー缶とブリキの切れ端、赤く塗り木に巻きつけ、目印として使用するためのデポ有り、しっかりした目印がこっちだよと教えてくれる、大岩山にもブルーシートで梱包された登山道整備のデポ有り、1時間弱でトオチャコ!
この先は道が無いはずであるが、しっかりした道が出来ている。大岩山から少し下り、登り返すと鎖、ワイヤー(黄色の樹脂でコーティング)、ロープが出て来る急な下りである。
鎖等無ければロープで懸垂しなければならない所であろう。最低鞍部付近にテントが1張り張れるスペースがあり、スコップ、鋤簾、アンカーボルト1本が置いて有った。泊りで整備するのであろう。
この先から烏帽子まで徐々に高度を上げていく。大岩山辺りの地面は乾燥していたが、この辺りの地面は水分を含み黒っぽい。しらびそやコメツガ、ダケカンバの混じる樹林の急登である、木登りに近い。
森林限界を超えて行くと短い梯子が2か所、ロープも2か所出て来る。この辺りは最近整備されたのか、這松、石楠花を伐採したばかりなのか枝が飛び出ていて歩きづらい。
山頂近くには大きな岩が点在している、ピークらしき看板が先のほうに見えた、烏帽子岳は近い。烏帽子からの展望は遠くに北岳、仙丈、第二高点、鋸岳、甲斐駒とすばらしい。
駐車場を5時15分に出て、烏帽子11時05分着である。地図で確認してこの先の所要を確認するも、この先六合目小屋まで2時間、山頂までは1時間30分掛り、往復を考えると無理があると判断して下山する事にした。
来た道を忠実に戻りテン場に着く事が出来た。
★印昭文社の地図では大岩山〜烏帽子間の間は登山道が整備されていない様ですが、今回歩いた感じでは、登山道が整備された事、近い内に実線で表記されるのではないでしょうか。あくまでも個人的な感想ですが…。整備に携わった方々に感謝します。